腹式呼吸を行うことで気持ちを落ち着かせる
ストレスを解消させるのにオススメなのが、腹式による深呼吸です。
呼吸というのは、息を吸う際に交感神経、息を吐き出すときに副交感神経が優位に働きます。
呼吸は、内臓や器官をコントロールする働きのある自律神経と深い関わりをもっています。
交感神経は緊張を促す際に優位に働き、副交感神経はリラックスをしているときに優位に働くことで、バランスをうまく保っています。そして呼吸をするときは、息を吸うときに交感神経、息を吐き出す際には副交感神経が優位に働きます。
深呼吸を行うポイント
肺全体を使って息を吸い込み、口をすぼめて、できる限り口から息を吐き出すことがポイントとなります。
最後は息を絞り出すように最後まで吐き、体をリラックスさせるようにしましょう。手を大きく広げるなどで大きく呼吸を行えば、ストレスの解消効果が高くなります。
腹式で呼吸をしているのかがわからないときは、おなかの膨らみから腹式呼吸なのかを確認できます。
肩の力を抜いて、楽になる姿勢で座り、手を腹部と胸部に当てます。
おなかがふくらむくらいしっかり鼻から息を吸いますが、腹式呼吸では胸やお腹に動きはありません。
そして次に口をすぼめて、お腹がしっかりと引っ込むことを意識しながら口から息を吹き切ります。女性の場合は胸が動く腹式呼吸が多いのですが、意識をして腹式呼吸をくり返し行ううちに、自然と身についていくものです。