小脳を訓練法で活性化する
薬を使用しめまい発作の症状を和らげる
めまい発作が起きたときには、横になるようにしましょう。楽になれる体制で頭が動かないように安静に保ちます。
そして症状を和らげるために、抗めまい薬や抗不安薬などを服用します。吐き気などの症状がとても強いときは、注射や点滴を行います。
症状がなくなってきたタイミングで、内耳の血行を良くする耳内循環改善薬、内耳のリンパ液の過剰を改善するための利尿薬を使います。
利尿薬を1〜2ヶ月使用すると、内耳の過剰なリンパ液が排泄されて、症状が改善傾向に向かいます。
小脳を活性化させめまいを改善する
大きなめまいはなくなったのに、足元のふらつきがまだ残っている場合には、小脳を活性化させることでめまいを改善することができます。
「ブラント-ダロフ法」
「ブラント-ダロフ法」とは、めまい症状に慣れることで、めまいを引き起こしにくくする方法です。
内耳の障害の度合いにより違ってきますが、多くの人に効果が期待できます。
ブラント-ダロフ法に徐々に慣れてきたら、「指を目の前で動かす」訓練を行います。めまいが起こっても目が回らないように、目を正しい位置にコントロールすることが目的です。
それと同時に「首ふりウォーキング」も行います。これは、体の位置や動きに関しての情報を小脳に送ることにより、小脳の働きである「前庭代償」を刺激して、めまいを和らげることを目的とした訓練法です。
小脳を活精化する3つの訓練法
- ブラント-ダロフ法
めまいに慣れることで、めまいを起こしにくくする方法
- 指はココ!体操
目を正しい位置に調整するための訓練法
- 首ふりウォーキング
小脳の機能である「前庭代償」を刺激してめまい改善をはかる訓練法
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