障害を受ける部位により3つに分けることができる

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めまいやふらつきの改善に≪効果が期待できる方法≫とは?

障害を受ける部位により3つに分けることができる

耳や脳の障害やホルモン、自律神経の不調で起きる

体のバランスを保つのに必要な平衡機能は

  • 三半規管
  • 耳石器
  • 前庭神経
  • 大脳と脊髄をつなぐ脳幹
  • 小脳

です。

 

この機能のどれか一つにでも障害が起こってしまうと、めまいやふらつきが生じます。
現在、めまいやふらつきの原因となる障害は、以下の3つのパターンにわけることができます。

耳から生じる場合
から生じる場合
脳の指令を体の各部分に伝えるホルモン、自律神経の乱れから生じる場合

 

めまいやふらつきの症状は、障害を受けている個所によって異なります

めまいやふらつきの症状は、障害を受けている個所によって異なります。
めまいやふらつきは脳の病気と思っている人が多いようですが、実はめまいやふらつきの70%は耳が原因で起こります。
そして脳から生じるめまいは10%程度と言われています。

1.耳から起きるめまい

耳からめまいやふらつきが起きる場合は、その原因となっている場所(三半規管、耳石器、前庭神経)により、めまいやふらつきの症状は違ってきます。

 

三半規管

体の回転する動きなどを敏感にとらえる働きをになっています。ここが侵害されてしまうと、グルグルと風景などが回転するように見える、回転性のめまいを引き起こします。

 

耳石器

耳石器とは、上下、左右、前後方向の体の動きや重力をとらえることができる器官です。ここが障害されてしまうと、フワフワ、クラクラするような浮遊性のめまいを引き起こします。

 

前庭神経

前庭神経とは、三半規管や耳石器で感じた情報を脳へ伝える働きをします。ここが障害された時は、自分や風景が激しくグルグルと回るようなめまいを感じます。

 

2.脳から生じるめまい

脳から生じるめまい

脳幹とは、大脳と脊髄を繋いでいる根っこのようなものです。さまざまな神経が集まり、体の姿勢や位置の保持、生命の維持に関わる働きをしています。ここが障害を受けてしまうと、自分やまわりの景色などがグルグルと回るような回転性のめまいやふらつきが起きてしまいます。
脳から生じるめまい症状の場合は、今まで経験したことがないような感覚だといわれています。
例えば、

  • ろれつが回らない
  • 言葉が詰まって出てこない
  • 二重に物が見える
  • まひやしびれが起こる
  • 力が入らない
  • 手先が上手く動かない

3.ホルモンや自律神経の乱れからくるめまい

妊婦さんや高齢者は色々な原因で自律神経が乱れてしまい、それが原因でめまいやふらつきを引き起こすことがあります。

 

妊婦さんの場合

妊娠によりホルモンバランスの変調で自律神経が乱れやすくなります。それに加え、血液が胎児のいる子宮に多く回るため、脳に届きにくく起立性低血圧を起こしやすくなります。起立性低血圧がひどくなってしまうと、立ちくらみやめまいを生じます。

 

高齢者

高齢になってくると、身体機能が低下することにより、平衡機能も衰えます。

高齢になってくると、身体機能が低下することにより、平衡機能も衰えます。そのことにより体の情報を正しく脳に伝えることができなくなり、めまいやふらつきを引き起こしてしまいます。
特に注意が必要なのは、急に立ち上がった時に起こる起立性低血圧によるめまい、動脈硬化の進行によって生じる椎骨脳底動脈循環不全、脳出血や脳梗塞によるめまい、そしてのどの渇きが感じにくくなるために起こる脱水状態から生じるめまいです。

 

高齢になると色々な病気を抱えることになるため、服薬も増えて、薬の副作用によってもめまいが生じることがあります。





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