首を動かすとめまいが起こる椎骨・脳底動脈循環不全
特定の動作により血管が圧迫される
頭や首を特定の方向に動かしたとき、一時的に血管が圧迫されることで、
血流不足に陥ってしまうことで椎骨・脳底動脈循環不全が起こります。
椎骨・脳底動脈循環不全の特徴
- ある特定の動作が引き金になる。
- グルグルやふわふわするめまいが起こる。
- 手足のしびれや頭痛が起こることがある。
脳幹や小脳への血流が一時的に悪くなるのが原因
心臓から脳に送られる血液は、首の前側にある頸動脈と、後ろ側の頸椎の中にある椎骨動脈が枝分かれして脳内に入り、さらに細かく血管が枝分かれすることで、脳の隅々にまでまんべんなく送り届けられています。
椎骨動脈の役割は脳幹や小脳、後頭葉、内耳に血液を届けることです。
脳内に入ると脳底動脈と呼ばれます。
椎骨・脳底動脈循環不全とは、何からの原因で椎骨・脳底動脈の流れが悪くなり、十分な酸素や栄養が行き届かなくなって、めまいや手足のしびれ、頭痛などといった症状が現れる病気です。
動脈硬化による脳梗塞と症状が似ているので、間違わないように注意が必要です。
血流低下が起こる原因
動脈硬化
血管の内腔が狭くなって、血液が流れにくくなる。高血圧や糖尿病、喫煙などが主な原因です。
頸椎の異常
椎骨動脈付近の頸椎にズレなどの異常があると、その影響で血管が圧迫される。
血圧の変動
低血圧により、血圧が下がって血流量が減少してしまい、脳が一時的に酸素不足陥ってしまうことが原因。
血管のけいれん
血圧の変動や喫煙など、何からの原因で血管がけいれんしてしまう。