めまいを引き起こす7つの原因
めまいを引き起こす原因は主に以下の7つのタイプに分けることができます。
あたなの症状と照らし合せてみてください。
メニエール病
めまい、難聴、耳鳴り、耳がつまった感じなどの症状があらわれることがあります。
メニエール病は特に女性に多く、発症年齢は30歳代後半から40歳代前半が多いと言われています。
- 激しいめまいの再発をくり返す
激しい回転性のめまいがおこりますが、症状はそのそのうちに自然に治まり、
また症状がでることをくり返す病気です。
もともと耳の聞こえが悪く、耳鳴りもしていた人に、あるとき激しいめまいがおこり、
歩くことも、立っていることもできなくなります。
めまいとともに聞こえがさらに悪くなり、耳鳴りも強く感じます。
吐き気がして、実際に吐いたりしますが、意識がおかしくなったり手足がしびれたりすることはありません。聞こえが悪くなるのは、片耳だけの場合もあれば、両耳の場合もあります。
良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)
突然にぐるぐる回るような、強い回転性のめまいの症状が起こります。
難聴、耳鳴りなどの症状が出ないのも特徴です。
比較的高齢の方に多く、特に更年期以降の女性に多い傾向があります。
- 難聴と耳鳴りをともわないめまい
頭をある特定の位置に保つとめまいが起こります。
その症状が出ている人の目を見てみると、眼球が時計の方向かその逆の方向に動くいているのがわかります。がんばってめまいをおこす位置に頭を保つことをくり返していると、
次第にめまいが弱くなっていきます。
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)
立ち上がると髄液が減少するために脳が下垂して、頭蓋底部の硬膜に異常な圧が加わり、
激しい頭痛が起こります。この頭痛は、横になると軽減するという特徴があります。
その他の症状としては吐き気、全身倦怠感、めまいなどの症状が起こります。
前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)
片側内耳の前庭器官が急激に障害され、突発的にめまいが起こる病気です。
症状としては激しい回転性のめまいが急に起こり、それが数日?1週間程度続きます。めまいには、吐き気や嘔吐、冷や汗を伴いますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状を伴わないのが特徴です。
- 難聴と耳鳴りをともわないめまい
頭の位置とは関係なく、激しいめまいとともに吐きけがおこり歩くことがままならなくなります。
このため脳卒中とまちがわれやすいのですが、脳卒中とはちがい意識障害、頭痛がおこることはなく、手足がまひしたりすることもありません。
からだの平衡感覚をつかさどる前庭神経のはたらきが、急に障害されておこるものでその原因は、前庭神経の炎症と考えられていますが、
はっきりとしたことは不明で、前庭神経への血液循環の悪化の可能性もあります。
外リンパ瘻(がいりんぱろう)
めまいのほか、難聴や耳鳴り(水の流れるような音)、耳がつまった感じなどの症状があらわれることがあります。
内耳の境にある内耳窓が破れ、内耳のリンパ液が中耳に流失する病気です。
症状はメニエール病に似ていますが、発症時にパチッという音(ポップ音)が聞こえることがあります。
貧血
動悸や息切れ、めまいや頭痛、全身の倦怠感、などさまざまな症状があらわれます。
比較的に女性に多く、過度のダイエット等で鉄分不足に陥っていることが原因です。
- 赤血球、ヘモグロビンの減少が原因
血液中の赤血球やヘモグロビンの量が減った状態を貧血といいます。
赤血球やヘモグロビンは、肺で酸素と結びつき、全身の組織や臓器まで酸素を運ぶ役割をしています。貧血になると運ばれてくる酸素の量が減って、全身の組織や臓器が酸素不足になり、働きが低下するためにいろいろな症状が現れてきます。
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