めまいと同時に起きる吐き気嘔吐症状に対する対処法
吐き気(嘔吐)の原因
吐き気(嘔吐)の原因は色々と考えられます。主な原因として以下のような事が考えられます。
- お薬
- 便秘や下痢
- 胃潰瘍など、胃や十二指腸に異常がある
- 腎臓や肝臓の異常
- 高カルシウム血症(血液中のカルシウム値が高くなる
- がんの治療による(抗がん剤、放射線治療)
- めまいや耳鳴りがある
- 不安や恐怖、精神的な原因など…
吐き気(嘔吐)の対処方法
急に吐き気などが起こった時は「乗り物酔い」用の吐き気止めでも効果が得られます。
吐き気止めは常備しているけど水は常備していない…という人が多いと思いますが、
今は水なしで飲める「エアミットサット」や「センパア」などの吐き気止め薬が発売されています。
- 重曹水:重曹は胃に良いらしくて、よく吐き気には重曹が良いと言われています。
コップ1杯に小さじ1杯くらいの重曹とレモン汁をたらして飲むと効果が期待できます。
- 炭酸水:炭酸水も効果的だと言われています。ただ、一気に飲むと逆に吐き気が増すことがありますので少しずつ飲むように心がけて下さい。
吐き気を抑えるときにミントタブレットのフリスク等を口に入れる人が多いです。その理由としては、ミントに吐き気を抑える効果があるからだと言われています。
日頃の生活で行うことの出来る予防対策
着る洋服に気をつける
洋服によるしめつけが原因で吐気などの症状が強くなることがあります。
ウエスト回りのゴムをゆるめたり、首回りがすっきりするような洋服を心がけましょう。
毎日の食事を気をつける
吐き気の症状がある時は無理に食事を取る必要はありません。
症状が辛い時は以下のルールで食事を取るように心がけましょう。
- 食べたい時に食べる:時間帯などは気にせず、症状が軽い時に食べましょう。
- 食べたい物を食べる:栄養にとらわれる必要はありません。
- 食べられる分だけ食べる:少しでも十分な栄養になります。
においに気をつける
強いにおいは吐き気を誘発することがあります。
症状がつらいときは特に知覚が敏感になっているために注意が必要です。
- 部屋を適度に換気し、においがこもらないようにする。
- 香水・整髪料・シャンプー・石鹸などのにおいにも注意する
お口のケアに気をつける
吐き気の症状が強い場合、口の中が荒れやすくなり、そのためにさらに吐き気が悪化することがあります。
- 口の中が乾燥してると感じたら、水ですすぐ、氷片をなめる等を行って下さい。
※飲み物を飲むと症状を悪化させる恐れがあります。
あくまでも乾燥を和らげる目的と思って下さい。 - 日頃から、うがいやお口の手入れを心がける。
食べた後は、必ず歯みがきかうがいを癖付ける。
めまいと吐き気の関係
めまいが起きた時に同時に吐き気や嘔吐などの症状が出たという人はいませんか?
こういった症状が出た時にもっとも多い原因のひとつが耳の病気です。
なかでも頻繁に聞かれるのが良性発作性頭位めまい症で、めまい患者の3分の1以上の人がこの病気だと言われています。
良性発作性頭位めまい症とは…
ベッドに寝たり、ベッドから起きたりするときに30秒〜1分程度の回転性めまいが現れます。
難聴、耳鳴や手足のしびれなどの他の神経症状を伴いません。
また、首を後ろにそらしたり、後ろを振り向いた時に浮動感として感じる人もいます。
原因としては…
頭を動かしたり、特定の位置にもっていったりすると体のバランスを保つ三半規管に耳石が入り込んでしまい、めまいを引き起こします。病気は徐々に悪化していきますが、発作を繰り返していくうちに症状も軽くなり消失していきます。
めまいの中で一番状態がひどいのはメニエール病や前庭神経炎、突発性難聴といった病気です。
めまいと同時に起きる吐き気嘔吐症状に対する対処法関連ページ
- 肩こり・首のこりは重度症状だとめまいも
- めまいや耳鳴りなどを伴う難聴症状はメニエール病
- 中耳炎や内耳炎で起こるめまいの症状は水毒
- 顎関節症の症状による痛みとめまい
- めまいや動悸などの症状を伴う自律神経失調症
- 脳脊髄液減少症によるめまいについて
- めまいと脳梗塞の関連性
- 突然めまいがするメニエール症候群
- めまいの起こる原因の1つ、外リンパ瘻とは
- 頭部外傷後めまいとその後遺症
- 頸性めまいについての紹介
- めまいは椎骨脳底動脈循環不全症の可能性があります。
- 突然めまいを感じる前庭神経炎
- 血圧異常があるときにもめまいがある。
- 突発性難聴の症状で出てくるめまい
- めまいの中でも良性発作性頭位めまい症とはどういうものか
- 花粉症が原因となるめまい
- めまいと気圧との関係
- めまいは更年期障害の代表的な症状
- めまいから見る脳血管障害という症状
- 5つの「不」から心のストレスが生じる
- 耳には2つの重要な役割がある
- いちばん多い良性発作性頭位めまい症
- 回転性のめまいや耳鳴り、難聴の有無を検査
- 無理なダイエットが原因となる耳菅開放症
- めまいや耳鳴りはストレスが大きな原因で心因性の可能性がある
- 耳から起こるめまい
- 自律神経が原因のめまい