生活習慣を改善しめまいを改善する
めまいやふらつきの原因は、日常生活が原因になっているかもしれません。自分自身の日常生活を振り返ってみて、当てはまっている項目がどれくらいあるのかを確認してみましょう。
該当している項目が多いほど、良性発作性頭位めまい症になりやすい生活習慣だといえます。
運動習慣を確認
- 運動する習慣がない
- 外出するときは車や自転車を使用することが多い
- 階段を使わずにエレベーター、エスカレーターをよく使う
睡眠状況を確認
- やわらか目の寝具を使っている
- 枕は低いのを使用している
- 寝相は人に比べて良い方だと思う
- 寝る前に横向きで本を読んだり携帯を触る
ウォーキングなどで運動不足を解消する
良性発作性頭位めまい症は「運動不足病」といわれています。
ふだんから体を動かしていない人は、三半規管の中でめまいの原因になる剥がれ落ちた耳石がかたまりをつくってしまい、それを取り除くことができないので、めまいが起こります。
運動不足を解消するには、車やエレベーターなどを控えて、歩く度合いを増やすようにしましょう。
ウォーキングで1000歩を歩くには、10分前後歩けばいいとされています。1日の目標である1万歩(100分)を目指して歩くようにしましょう。ウォーキングを行う際は、ストレッチをして体を温めてから行うことを心がけましょう。
ストレッチなどで筋肉や関節を柔軟にする
筋肉を鍛えて、関節を柔軟にすることにより、筋肉強化に繋がり、めまいやふらつきの改善にも効果が期待できます。
筋肉や関節がよく動くようになれば、姿勢もよくなって、めまいを起こしにくくなります。ストレッチなどを日常的に行うように心がけましょう。
立ったり座ったりして体を動かす
めまいやふらつきを予防するためには、同じ姿勢でいることを避けるようにしましょう。特に長時間座りながらのデスクワークには注意が必要です。同じ姿勢を長時間続けることで、血液やリンパ液の流れを停滞させてしまいます。そのことで筋肉が過度の緊張状態となり、肩こりや腰痛を誘発して運動不足になったり、耳石が三半規管に残りやすくなって、めまいの原因となります。
デスクワークで長時間、同じ姿勢の場合は、2時間に1回は10分の休憩を取って、ストレッチをしたりオフィス内を歩いたりしましょう。体や頭を動かすことで、三半規管内で、耳石がたまるのを防ぐことが可能です。
めまいの原因となる腰痛は早い段階で解消しよう
「寝返りの体操効果」がめまいに有効であることから、寝ているときに寝相が良すぎるのは問題です。そして腰痛がある時は、腰を無意識にかばってしまうので、一定の姿勢のままでいることが多くなります。そのために、腰痛を持っている人は、早い段階で解消できるように、ストレッチなどを行うことが大切になります。