吐き気を伴う眩暈の原因となる疾患

吐き気を伴う眩暈の原因となる疾患

吐き気を伴う眩暈の原因となる疾患

 

吐き気を伴う眩暈が症状に出る疾患には様々なものがあります。

 

良性発作性頭位置眩暈

良性発作性頭位置眩暈というものですが、これは頭をある一定方向へ動かす際に眩暈が起こり、時には吐き気を伴いますが、症状は数十秒程度で収まり、悪性のものでは目まいや吐気の他にしびれや頭痛を起こす事もあります。

 

頸椎捻挫

頸椎捻挫

いわゆるむちうちですが、むちうちによっても医学的には認められていませんが、目まいや吐き気を起こす事があります。他に中耳炎でもこういった症状がでますが、この場合は耳だれといった症状も併発する事が多くあります。精神的原因ではパニック障害や自律神経失調症・PTSD等にもこの様な症状が出ます

 

メニエール病

このメニエール病の特徴としては目まい・難聴・耳鳴り・耳閉感の4つの症状が同時に重なって起こります。時に眩暈による吐気も起こる疾患で、こういった症状を繰り返し起こす内耳の病気の事を言います。メニエール病は特定疾患に指定されており、難病とされています。メニエール病で起こる目まいは回転性のもので目がグルグルと周り立てないほどの目まいに襲われ、頭を動かすと更に症状が酷くなるため動く事が出来なくなります。

 

この発作が出ている時の患者の目も他者が見ても分るほどに震えていますが、患者の意識ははっきりとしている事が特徴としてあげられます。メニエール病の原因はリンパ水腫が関係しており、
この水腫が感覚細胞に障害を起こし、酷い目まいや耳鳴り・吐き気等が症状として現れます。

このように目まいや吐気を起こす疾患には様々な種類がありますので、症状が出た場合には耳鼻咽喉科や脳神経外科等を受診する事が重要です。

 

但し、目まいや吐気に伴い、頭痛やしびれなどを感じた場合は悪性発作精頭位眩暈や脳梗塞等、脳に異常がある場合もありますので、総合病院等耳鼻科・脳神経外科療法の受診科目がおかれている医療機関の受診を、症状が激しい場合は救急車を呼ぶ事をお勧めします。

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