病院で行う検査と診断条件
問診でほとんどが診断できる
病院では先ずはじめに、問診を行います。問診では、どのようなめまいが起きるかを詳しく効きます。
- めまいの症状
- 何回ほど繰り返すのか
- 耳鳴りや耳閉感、難聴などの聴覚症状があるか
- めまいがおさまると耳の症状も消えるか
などを主に聞きます。
上記の症状が当てはまり、脳に何も異常がない場合は、メニエール病の可能性が疑われます。
脳の異常の有無がメニエール病診断には重要
問診を行い、脳に異常が考えられる場合は、CTやMRIなどで脳の状態の画像診断を行います。次に耳の検査を行います。いろいろな音の周波数を用いて、聞こえない具合や難聴のレベルを調べます。メニエール病の場合には、低い音を聞き取りにくい「低音障害」、音が響いて聞こえる「補充現象」が現れます。
そして
そして、平衡機能調査では、内耳障害が確認されます。
メニエール病は誤診割合が高い
メニエール病は、耳鼻咽喉科を受診し、診断されてることが一般的です。しかし内科を受診した際に、良性発作性頭位めまい症と誤診されることがあります。
メニエール病の特徴としては、めまいと同時に耳鳴りや難聴といった聴覚の障害も現れます。良性発作性頭位めまい症は、聴覚の障害ではありませんが、耳鼻咽喉科やめまい専門の医療機関以外では、その診断が難しいです。よって病院へ行く時は、専門機関を訪れることが重要になってきます。
メニエール病の検査
【問診】
- どんなめまいなのか
- 何回もくりかえすのか
- 耳鳴りや耳閉感、難聴などの聴覚障害を伴うか
- めまいがおさまると聴覚の障害症状はなくなるか
【聴力検査】
- ヘッドフォンをして音を聞き、聞こえると装置のボタンを押す。これを低音から高音まで行う。
【平衡機能検査】
- 眼振検査などを行い、内耳の有無を調べる。