回転性めまいの原因について
回転性めまいの原因について
めまいというと、頭痛、だるさなどと同じ、不定愁訴といわれる原因不明の体調不良の代表格です。
従って、原因がわからずに長年苦しんでいる人も多いのですが、実はめまいの原因は思わぬ重病であったということも少なくありません。
回転性めまい…
回転性めまいと言われる、突然ぐるぐる目が回る、ひどいときには立っていられなくなるというめまいは要注意です。回転性めまいの原因は、三半規管の異常によるものが多く、めまいだけであれば耳鼻科などで適切な処置をしてもらえばよいのですが、まれに脳の異常が原因でめまいがおこることもあります。
メニエール病…
メニエール病といわれる、三半規管のリンパ腺に水分がたまることによって起こる奇病があり、これも回転性めまいが主な症状としてあげられています。
メニエール病は自律神経失調症の一種であり、これといった確実な治療法はないのが現状です。
また、内耳炎など、三半規管が炎症を起こした場合もこれに似た症状が起こり、どちらも自律神経の異常により、三半規管が正常に機能しなくなったために起こる症状です。
自律神経失調症…
自律神経失調症は、ストレスや不規則な生活により、交感神経と副交感神経といわれる、緊張状態とリラックス状態を作り出す脳の神経が異常を起こし、休むべき時に脳が興奮して安らげない、働くべき時に体がしゃっきりしない、ぼんやりして眠気がとれない、といった症状を引き起こします。
頭痛がする、どんなに休んでも疲れがとれない、常に微熱があるなど、なんだか調子が悪いけれども、なんの病気なのか・・・・先の不定愁訴といわれる様々な症状を引き起こします。
なんだか調子が悪いけれども、なんの病気なのかさっぱりわからない、という人は、
この自律神経失調症であることが多いです。
そのままにしておくとどんどん悪化していき、働くことができないほどに病状がひどくなってしまうこともあります。こういった症状が続いている方は、まず耳鼻科に行ってみて、異常がないと言われたら内科へ行ってみることをおすすめします。