ぐるぐると回るめまい・・回転性めまいの特徴
ぐるぐると回るめまい・・回転性めまいの特徴
回転性めまいの感じ方として、
- 自分がぐるぐる回っている
- 景色が回っている
- ふわふわする
などさまざまあります。
それに伴い吐き気をもよおし、直立や歩行が困難になることが 共通点としてあげられます。
回転性めまいには、おもに末梢性と中枢性のものとにわかれ、中枢性のものは脳血管障害や、脳腫瘍等が原因です。中枢性のめまいの特徴としては、物が二重にみえる、顔や手足がしびれる、手がふるえるなどがあります。
末梢性のものとして 代表的には4つの症状が考えられます。
1つめは頭を動かしたときにおこる良性発作性頭位めまい症です。
これは耳石が関係していて、発作が起こる時間も、1分位以内と短いです。
ただ、頭の位置を変えると、また起こることがあります。特徴としては、難聴や耳鳴りを伴うことが一般的にない点です。頭を動かしているうちに、症状が和らぐこともあります。
2つめは風邪にかかった1週間辺りに症状が出る、前庭神経炎です。これは、風邪などの上気道感染に引き続いて起こることが多いです。大きなめまいは一度のことが多く、1〜3日で症状はおさまりますが、ふらつき感はのこることがあります。前庭神経炎も、難聴や耳鳴りを伴うことはありません。
3つめはメニエール病です。ストレスにより発症することがおおく、内耳が水膨れのような状態になることで起こります。めまいは20分から数時間、または1日中続くこともあります。
難聴、耳鳴り、耳閉感を伴いますが、それらの症状が発作の前兆となることも特徴のひとつです。また、低音域の音が、聞こえにくくなります。
4つめは突発性難聴です。ある日突然、何の前触れもなく起こることが特徴で、ストレスが原因とも言われています。メニエール病は繰り返しますが、突発性難聴は最初にめまいがあらわれるだけで、繰り返すことは少ないです。
難聴は片耳におこることが多く、次第に音に対しての反応が鈍くなり、聞こえなくなることもあります。治療の開始が早いほど、回復する可能性が大きくなります。